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コラム
2016.12.04

「買うこと」の意味を考える

出張中、初日の仕事が終わると、各都市で必ず行く所がある。

それは、、、

 

「スーパーマーケット」

 

何をするか?

 

「その国や、都市の文化や経済状況を知るため」

 

私は主婦でもあるので、物価の違いやその土地の人の暮らしを知るには、一番わかりやすい。

インドネシアも、ジャカルタやデンパサールの大都市と、地方都市では生活に大きな格差がある。

アジアをバックパックしていた学生の頃は、値切る事もまた楽しみだったが、バイヤーとして慣れた今頃は、あまり値切らなくなった。

、、、というか、適正価格を知っているから、値切る必要が無くなったのかもしれない。

店をはじめて、12年。

この間にインドネシアの環境も大きく変化した。

正直価格の変動は大きいし、良質な素材を手に入れるのは、だんだん難しくなってきている。

量産型の家具屋や、ファストファッションが入り、これから更に、インドネシア国内でも天然素材を適正に扱えるオーナーや職人も減ってくるのであろう。

KAJAは自社工場を持たない。

 

ビジネスパートナー達の生活が、より良いものになるように、私達も努力するし、彼らも力をかしてくれる。

その為には適正価格を学ぶ事は、必要不可欠だと考えている。

彼らが提示してくる価格は、彼らにどの程度還元されるのか?判断しながら、日本での販売価格を考える。

同時に彼らにも、しっかりと技術を、文化を継承していってもらいたい。

 

フェアトレードなんだろうな。

 

しかし他社に任せるのではなく、直接現地の生産者と話しながら、彼らの生活環境を見ながら、自分で判断していく事を続けたい。

発注者も、考えて発注をしないと、過剰発注・在庫ばかりが増えて意味がない。

間に商社なども入らない。

不透明な部分は作らない。

 

これから10年はまた、世界は大きく変わる。

商品知識をしっかりと持ちお客様に損させる事が無いように、励もうと思う。

お客様が「買ったもの」が、お客様にも、環境にも、生産地の人にも良いものであるように。

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2016.12.04 3:51 DIARY

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