阿蘇山を見渡す雄大な自然の中に建てられた、企業の保養施設。 前回もご一緒させていただいた、株式会社オンデザインパートナーズ様とのコラボレート。 空気が通る設計。 直線と曲線が美しく混じり合う。 自然や四季を楽しみながら、思い思いの場所で過ごす大切な時間。入り口には、バリの割門。 ここから安らぎのリゾート空間がはじまります。バリのアンティークをふんだんに使用した通路。 調度品はすべて、本物のアンティークを使用しバリの空間をよりいっそう本物に。5mある1枚板のスアール材を使用。 打ち合わせでも、ご家族でいらしても、使用目的を選ばずご使用いただけます。昼は正面に阿蘇山。寝転びながら楽しめます。 夜は心地よさを誘う丁度良い照明は、さすがの設計。 インテリアも設計段階から位置を決めているので、過ごしやすい導線が保てます。リビング〜ガゼボ(東屋)〜山頂までが一直線の設計。 こういった細かい設定とインテリアをプロ同士が話し合うことで実現できます。
計画地:熊本県
主要用途:研修施設
工事種別:新築
床面積:281.4.㎡
設計:株式会社オンデザインパートナーズ・鹿内健建築事務所
施工:株式会社 橋本建設
写真:鳥村鋼一
インテリアプランナー : KAJA 渡邊広美
株式会社オンデザインパートナーズ 西田司様・鹿内健建築事務所 鹿内健様に伺いました。
Q ) 建物のデザインのコンセプトをお聞かせください。
阿蘇山を見渡す田園風景の中に計画された、旅行関係の企業の研修施設です。クライアントからの要望は「社員にはゆったりと過ごして、リフレッシュしながら研修をしてもらいたい」「バリ島が好きなのでバリの素材・家具・小物を入れて欲しい」でした。このような要望を踏まえ我々が考えた事は、外部においては阿蘇の雄大な風景に溶け込みつつ、内部においては圧倒的な存在感のバリ_素材・家具・小物をおおらかに包み込む建築をつくる事でした。建築は大きな1つの建物としてではなく、小さな建物の集合が全体をつくる形としています。また都会にあるような四角い箱の建物でなく、壁・天井を兼ねた「斜め壁と床」の2つの構成要素で出来きる3角形の建物としています。これらにより外部では山並み・樹木・集落の風景に調和しつつ、内部においては天井高さのある空間が今後増える個性豊かなバリの調度品をおおらかに包み込んでいます。旅行という「体験を提供する」企業の施設として様々な体験をこの建物を通じて感じ取ってもらいたいと考え設計をしました。
Q ) 特にお気に入りの場所などございましたら教えてください。
敷地内に様々なキャラクターが異なる場所を設計したので、どれもお気に入りの場所ですが、阿蘇山を望みながら みんなで集まれるリビングスペースは特にお越しになった方々に評判です。 また外部に置かれたガゼボやダイニングの外のバーベキュースペースもお気に入りの場所です。
Q ) なぜKAJAをパートナーとしてお選び頂きましたか?
「バリの何が好きなのか?」はお客様によって異なります。 以前のプロジェクトでご一緒しておりました軽井沢の物件でもKAJAはお客様から丁寧にヒアリングをした上でご提案を頂き、 とても満足度の高い仕事となりました。 今回のプロジェクトでは建材、家具、小物全てにおいて「洗練しすぎない、良い意味で田舎風のバリ」をクライアントから要望されており、 バリの様々な素材を引き出す為にも建築はよい意味で「背景に徹する」事を意識しています。 そのようなコンセプトを初期段階から設計と共有し、話し合いをしながら提案をして頂くには、KAJAは最良のパートナーと考えておりました。
Q ) 実際のご感想、対応などをお聞かせください。
最終的な製品や素材の確認のために現地の職人の工房を訪問出来た事は非常に安心しました。 自然素材のために傷や反りなども生じるものですが、そのあたりに関しても提案前にクライアントに説明できるように 最大限の配慮を頂いている事も良かったです。 実際に今回のプロジェクトでは納品地が九州であった事から、通常とは異なるルートでの配送となりました。 様々な手配関係も含めすべてワンストップでKAJAが対応してくれた事は、設計としても大幅に負担軽減に繫がりました。 また初回納入でお客様から評判が良く、ありがたい事に家具・小物の追加がございました。 その節にも迅速かつ丁寧にご対応頂いた事もとても良かったです。
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