さて、前回は一年中取り入れることのできるシーサイドスタイルについてお話ししました。
どんなお部屋のインテリアスタイルも、その持ち主がこだわりを持って貫いているものは、
季節感とは関係なくなんだかカッコいいものですね、そんな話でした。
シーサイドのインテリアといえばやはり合わせる色はブルー
「冬にブルーなんて寒々しいんじゃないの?」というご意見、たくさん聞きます。
しかし、そんなことはありません!
インテリアの上級者は一見一年中同じスタイルに見えるようでも、色味や素材で実は季節感を出していたりするのです。
つまり 『ブルーの中にも冬らしさを出す』 という事です。
さて、実際はどのように冬のインテリアにブルーを取り入れるかというと?
1つ目の重要なポイントは 「色のトーンを落とす」 というところ
上のカラーコンビネーションをご覧下さい。
先のものに比べるとこちらの方が濃くてくすんだ色を多く使っています。
色に深みを出す事で単にブルーといってもなんだか冬っぽく感じませんか?
さらにくすんだローズカラーを差し色にしているので、温かみも出すことが出来ます。
2つ目のポイントは 「素材感」 です。
例えばクッションカバーやソファに置いておくブランケットなどの布ものを厚手の生地や毛糸にする事で、
ブルーの中に温かみが出てお部屋全体の雰囲気もほっこりします。
そんな、一年中リゾートのように暮らすKAJAで今注目なのが、とあるバリのアーティストです。
独特な色使いと素材感でヨーロッパ各地のインテリアバイヤーからも注目されています。
独自にデザインを手掛けているこちらのウッドレリーフたち
ユニークな配色と、アンティーク風の仕上げが特徴的で、フランス人バイヤーたちから多くの支持を得ています。
インドネシア人はもともと、ゼロからデザインを生み出すのではなく何かを作る際に既存のデザインを真似て作る事がよくあります。
しかしこの作者は「すべてをオリジナルで」という事にこだわり、自分のデザインでのモノづくりに情熱を注いでいます。
なにしろ面倒くさい事が嫌いなバリの人たち(笑)
日本人としては当たり前ですが、妥協せず細部までこだわり抜くという事は当たり前の様ですが国が違えばそれは異文化なのです。
私は実際バリに行った際、彼の工房を訪れましたがここまでこだわりを持って作っているだけあって、
彼の話し方からもその熱意が充分伝わって、そして自分の作る物に愛情を持っているんだなという事が感じ取れました。
ありきたりな表現だけれど、言葉も文化も違うのに自分の仕事に情熱と誇りを持っている事が伝わるのってすごい!
アンティーク風な色柄のレリーフ
ブルーはブルーでも、どこかノスタルジックで木材の温かみが伝わります。
ブルーの深み、素材感の温かみ、そして作り手の情熱による温かみで、
冬でもほっこりなKAJAのブルーインテリアです。
本当はシーサイドスタイルが好きなのに、冬に遠慮して模様替えしてしまっている方
こんな方法で、いつでも大好きな空間で癒されてみてはいかがでしょうか?
KAJAスタッフもいつでもインテリアのアドバイスいたしますよ^^
調布店:和田