インドネシアでは、精巧なレリーフが施された扉をよく見ます。
バリ島に代表されるインドネシアは、多くの島々に、多彩な民族、文化を抱える国としても魅力的です。
そんなインドネシアの扉は、まさに神秘の入り口のような独特の雰囲気を漂わせています。
味わい深いレリーフと真鍮の取っ手は、建物に豊かな表情を与えます。
細かなレリーフはすべてインドネシアの職人による手作業で作られていて、地域によって、様々なスタイルがあります。
扉ではなく門として、入り口全体をレリーフで囲むのも、よくあるスタイル。
KAJA調布店でも、右手の入り口にレリーフを設置していますが、リゾートを感じさせる店内への入り口として、インドネシアの様式を表現したものです。
インドネシアの扉は、それだけでリゾートを感じさせる趣となります。
KAJA吉祥寺本店には、3階の化粧室にインドネシアの扉を取り入れました。
アンティークの扉は、建物が壊された後も、それだけで残されることが多く、KAJAでも買い付けてくることがあります。
ひとつひとつ異なるデザインと装飾が施された扉たちは、雰囲気作りとしても役立つアイテムです。
実際に店舗コーディネートに使用することもあり、他にはない独自のインテリア空間を生み出しています。
既成サイズなどない、自由なサイズで作られているインドネシアの扉には、大型サイズも多く、インパクトのある空間に仕上がります。
また家具としても、味わいある扉は再利用されます。
こちらは、アンティークの扉を天板にしたダイニングテーブル。
扉として使われなくなった後も、その精巧で美しいレリーフの扉は、廃棄されるにはもったいないものばかりです。
実用性を考えた頑丈なドアばかりが並ぶ日本の邸宅にも、インテリアとしての扉を考えた時には、インドネシアの美しい戸口が、新たなインスピレーションを感じさせてくれます。
リゾートへの入り口として、そんな扉に注目してみるのも、おもしろいのではないでしょうか。
今日のコラムは、「扉」についてでした。