KAJA入社10年のバイヤー大島です。
KAJAの各店舗には、昨秋インドネシアのジャワ島で買い付けた家具が新しく入荷しています。
今回は、入荷したばかりのイチ押し家具をご紹介しつつ、ジャワ島での買い付けの様子をお伝えします。
(左からKAJA現地スタッフのリサ&アンディ夫妻、大島、現地コーディネーター)
ジャワ島は、インドネシアの中西部に位置する横に細長い島です。
首都ジャカルタがあり、世界遺産のボルブドゥール遺跡が有名ですね。
実は、そのジャワ島には、大小合わせると数千件の家具メーカーが密集していて、僕も含め、KAJAのバイヤーは幾度となく訪ねています。
今回の買い付けは、「BOHOスタイルのテイストを意識した、新しいリゾートスタイルをご提案したい! 」という思いを胸に、ジャワ島へと旅立ちました。
島内に点在する数千件の家具メーカーの中から、お客様に自信を持って提案できる家具を見出すためには、事前の綿密なリサーチと現地での機動力、そして経験から培われたコネクションと“かん”が頼り。
今回、そのすべてをフル稼動させて出会ったのが、この「ラメール」シリーズを作る家具メーカーです!
「ラメール」とは、フランス語で海。
「ラメール」メーカーのオーナーはフランス人で、このメーカーのアイテムから漂う洗練されたセンスが、爽やかな海辺のインテリアをイメージさせることから名付けました。
新しいリゾートスタイルの演出に一役買ってくれそうなスタイリッシュなデザインなだけに、買い付けにも気持ちが入ります!
そして、今回の買い付けのテーマ“新しいリゾートスタイル”にぴったりのルックス。
「これならKAJAのお客様に自信を持ってオススメできる!」と膝を打ち、ソファ、テーブル、ローテーブル、チェア、ベンチ、テレビ台などなど、リビングやダイニングをトータルコーディネートできる14種類のアイテムをオーダーしてきました。
「ラメール」シリーズをはじめ、家具の買い付けを行う時に、KAJAのバイヤーとして絶対に譲れないポイントがあります。
それは、家具を使うお客様の暮らしに寄り添える商品であること。
そのためには、
天然素材でハンドメイドであること。
日本の住環境に合うサイズ感であること。
作り手を含め、信用できるスタッフがいる家具メーカーと取り引きすること。
これらはお客様に商品を提供する上で、とても重要なポイントです。
そうしたことを見極めるためにも、KAJAでは、バイヤーが現地に出向いて直接買い付ける工程をとても大切にしています。
「ラメール」のメーカーは、敷地が広く、約300人の従業員を抱えるビッグ工房。
取引するのは今回が2回目です。
まだ2回目なので、慎重に取引を進めていきます。
メーカーのオーナーやスタッフとコミュニケーションを取りながら、工房での職人の仕事ぶり、施設内の雰囲気などをチェック。
その上で、このメーカーは、良質で安全な商品を提供してくれる! と今回、確信しました。
さあ、「ラメール」シリーズを具体的に紹介していきましょう!
例えば、このソファ。
サンプルをベースに、サイズ、素材の選定、ファブリックなどをKAJA仕様にしてオーダーします。座り心地も入念にチェック。
KAJA仕様のサイズはW180cm×D87cm×H80cm。
日本のお家のリビングに配置しやすく、ゆったりとくつろげるサイズです。
ウッド部分は、マンゴーウッドやミンディ(センダン)材をセレクト。
全体のフォルムはシンプルですが、ざっくりしたラタンの編み目が印象的で、お部屋にナチュラルなエッセンスをもたらしてくれます。
ソファカバーは、どんなお部屋にも合わせやすい明るめのライトブラウンを選択。替えカバーとしてブルー系のストライプもご用意しました。
シンプルでありながら、素材の質感がデザインに品良く溶け込んだ「ラメール」シリーズ。
シックに、またはさわやかに…さまざまなスタイルのコーディネートを楽しんでいただけると思います。
ちなみに、この家具メーカーの卸先は欧米諸国がメインで、日本初上陸!
今のところ、国内での取り扱いはKAJAのみです。
ぜひ、KAJA各店舗にて実物をお試しください。
次回のエッセイは、「ラメール」シリーズのコーディネートを提案させていただきますので、どうぞご期待ください!