前回は、家具「ラメール」シリーズのジャワ島での買い付けの様子をお伝えしました。
今回は、その「ラメール」シリーズのコーディネート提案をバイヤー視点でお送りします。
一般的なラタン家具はブラウン系が多いんですが、「ラメール」シリーズにはアッシュ系の色も!
軽やかでかつ落ち着きもある色味は、小物で遊びやすく、コーディネートの幅もぐっと広がりそうです。
今回は、そのアッシュ系の色の家具を使ってコーディネートしたいと思います。
コーディネートの主役となる家具は、「ラメール」シリーズの3人掛け、1人掛けのラタンソファと、ローボードの3点。
色、フォルムともにベーシックさとニュートラルな雰囲気を持ち合わせていて、アジアっぽさはあまりありません。
どこか新しささえ感じられて、いろんなスタイルのコーディネートに挑戦できそうな予感。
その反面、家具の魅力を活かすも殺すもコーディネート次第! という緊張感も!
さあ、どんな空間を生み出せるか…。
今回は、「ラメール」の同じ家具を使い、「BOHO(ボヘミアン&SOHO)スタイル」を意識したコーディネートと、「爽やかなビーチハウス風」の二つのスタイルに挑戦してみました。
インテリア小物や色づかいの違いで、どこまで雰囲気を変えられるかがカギになります。
まずは、「BOHOスタイル」。
「BOHOスタイル」は、比較的新しいインテリアのコーディネートで、異国情緒を感じさせる個性的なボヘミアンスタイルと、白を基調としたモダンでスタイリッシュなSOHO(NYの地区名)スタイルをかけ合わせたもの。
こうして対象的なスタイルをミックスすることで、おしゃれでオリジナリティのある住空間を作ることができます。
住む方の好みに合わせて、どちらかの要素を多めにしてもいいですね。
そして、こちらが「KAJA的BOHOスタイル」。
コーディネートの軸は「BOHO」ですが、それだけではKAJAらしいスタイルにはならないので、リゾートの開放的な空気感も取り入れました。
「NEW KAJAスタイル」の誕生!です。
KAJAのポリシーである「リゾート感」は、空間の「抜け」がポイント。
簡単に言うとスッキリとした開放感みたいなことです。
部屋そのものの構造も加味して、ディスプレイを配置する際、特に抜け感には気を使いました。
今回、「ラメール」シリーズを実際にコーディネートしてみて感じたのが、やはりアレンジしやすいアイテムだなということ。
ソファは、ラタンフレームとカバー生地のカラーが近いので、お部屋に良くなじみます。
デザインがシンプルなので、柄やアクセントカラーがポイントとなるクッションやブランケットを添えて、見栄えをアップさせました。
ローボードは、無垢の素材感を活かしたかったので、天板をあまり隠さないように意識しました。
モノトーンのコーディネートはどうしても暗い印象になりがちですが、くつろぎの空間が暗くなりすぎるのは嫌なので(笑)、植物を使って少しフレッシュさを加えました。
さて、もう一つのスタイル「爽やかなビーチハウス風」はこちら!
コーディネートの軸はボヘミアンスタイルですが、モノトーンの色味をブルー系に変えて白を前面に押し出し、爽やかさを演出しました。
無地のカバーはストライプに。
クッションカバーやラグもブルー系にチェンジ。
こうして、色味に変化をつけるだけでも、いろんなスタイルに挑戦できるのが、「ラメール」シリーズの良さなのだと思います。
今回のコーディネート撮影の裏話になりますが、撮影当日、想定していたスタイリングで上手くいかないところは、即興でカバーすることに!
でも、それが逆にライブ感としてコーディネートに活きたのかも知れません。
いや、活きました!(笑)
もちろん、どちらのコーディネートも、自信をもって皆様にオススメできます。
「ラメール」シリーズの取り扱いは、国内ではまだKAJAのみ。
フレッシュな「BOHOスタイル」を取り入れながら、どこにもないKAJAらしいライフスタイルを提案していきたいです。
今回のコーディネートではラタンを特徴的に活かした「ラメール」をご紹介しました。
この他にも天然木とアイアンを使ったものもあり、様々なスタイルのお部屋に合わせることができると思います。
コーディネートのお悩みは、ぜひ、スタッフまでお問い合わせくださいね。
各店舗スタッフともに、心よりお待ちしております!