こんにちは。
KAJA調布店勤務のバイヤーの和田です。
今月のエッセイでは、KAJAイチオシの「コピ ペンダントランプ」を2回に分けてご紹介します。
「コピ ペンダントランプ」は、この春、インテリアの模様替えを考えている方に、ぜひオススメしたい存在感のあるランプです。
洋梨のようなタップリとしたシルエットが特徴で、コーヒーの木から作られた小さな玉を数珠状につなげて形作られています。
もちろんハンドメイドです!
色はナチュラル、ブラック、ホワイトの3色展開。
実は、ナチュラルは以前より販売していて、とても好評でした。 それを受けて、昨秋バリに買い付けに行った際、同じデザインのブラックとホワイトを追加で買い付けてきたのです。
今回は、このリピート買い付けの時のエピソードを通して、バリのインテリアメーカーの特色や、バイヤーの仕事について触れてみたいと思います。
ウブドから車で1時間ほど走ると、おしゃれなセレクトショップが軒を連ねるスミニャックという町があります(以前のエッセイでも少しご紹介しましたね)。
東京で言えば、代官山や表参道というところでしょうか。
セレクトショップのオーナーは、ほとんどがヨーロッパやオーストラリア人で、ハイセンスなディスプレイは、いつも勉強になります。
昨秋スミニャックを訪れた時、この「コピ ペンダントランプ」と似たデザインのランプを、あちらこちらのセレクトショップで見かけました。
以前、買い付けに訪れた時よりカラーバリエーションが増え、サイズも充実しています。こうした状況から「このランプは、ヨーロッパやオーストラリアでかなり人気が出たな」とピーンときました。
さて、なぜバリにいながら、このアイテムがインテリア先進国で流行っていると感じたのでしょう……。
バリは、ヨーロッパやオーストラリア人にとってバカンスを過ごす定番のスポット。おしゃれなスミニャックでショッピングを楽しみ、気になったものや、購入したものをSNSにアップする方がたくさんいます。
拡散された情報はおしゃれ感度の高い人の目にも止まり、そういった人がバリに訪れて商品を購入。そしてまたSNSにアップする…といった連鎖が延々とつながっていくのです。
バリのインテリアメーカーは、こうした動きに敏感に反応します。
そして、いろんなメーカーがこぞって同じデザインのものを作りまくるのです! 笑
そうして、しばらくすると、あちらこちらのショップで、同じ形のいろんなバリエーションのものが見られるように。
色違い、ちょっとした形違いなど、メーカーが微妙な個性を出し合う中で、注目アイテムは人気アイテムへと成熟していくのです。
このデザインランプもそうやって人気アイテムになった一つ。
こうした現象は雑貨だけでなく、バリでは家具にもよく見受けられます。
スミニャックのセレクトショップは、インテリアのちょっとしたトレンドを起こすキースポットになっているようです。
KAJAのバイヤーは、そうしたトレンドを肌で感じながら、買い付けに奔走します。
とはいえ、流行を追い求めるだけでなく、ハンドメイドでありながら安全性が高く、KAJAらしいアイテムを仕入れるというこだわりにブレはありません。
おしゃれなアイテムの発掘だけでなく、品質の良い商品を安定して作れるメーカーを見つけることも、バイヤーに与えられた大切なミッション。
「コピ ペンダントランプ」と似た商品を作っているメーカーは山ほどありますが、KAJAではハンドメイドで丁寧にものづくりをするメーカーと取引をしています。
ヨーロッパやオーストラリアでも人気の「コピ ペンダントランプ」は、KAJA各店舗で取り扱っています。
このクラフト感とやさしい明かりを、ぜひ、店頭でご覧ください。
次回のエッセイでは、「コピ ペンダントランプ」をポイントにしたお部屋のコーディネートを紹介します。
お楽しみに!