こんにちは。
調布店に勤務している雑貨バイヤーの和田です。
今回は、KAJA誕生以来のベストセラー商品「シェル フラワーランプ」の魅力について掘り下げてみたいと思います。
「シェル フラワーランプ」は、カピス貝という艶やかで繊細な素材で花びらを形づくり、それをつなぎ合わせて手毬状の花のようにデザインしたペンダントランプです。
10年以上愛されてきた人気アイテムの一番の魅力と言えば、やはり華やかなフォルムからこぼれ広がる、ノーブルでやわらかな灯りなのではないでしょうか。
このぬくもり感あふれるやさしい灯りは、透き通るような乳白色を帯びた光沢のあるカピス貝を介してこそ生まれるものなのです。
「カピス」という名は、貝の産地であるフィリピンの地名に由来するもので、フィリピン産のカピス貝は、世界に広く輸出されています。
皆さん、このような形状の貝をどこかで目にしたことはありませんか?
この写真のカピス貝は、「シェル フラワーランプ」に使用しているインドネシア産のもの。
しっかりとした厚みがあるのがインドネシア産の特徴で、この厚みこそが、やさしい灯りを生み出すカギなのです。
インドネシアにある「シェル フラワーランプ」の工房では、厚みがあり、しっかりと乾燥させたカピス貝を仕入れています。
まず行うのが、艶がない貝の表面を手作業で丁寧に少しずつ磨きながら、その奥に潜む純度の高い美しい部分を探っていく作業。
もともとの厚みがなければ加工中に砕けてしまったり、商品化するのに必要な強度を保ったまま、艶やかで美しい透明感を引き出すことができなかったり。
繊細な素材だからこそ、安全と仕上がりの美しさを追求するには、素材を選ぶ目と、しっかりした加工技術が必要になります。
「デザインはすぐにまねされてしまうけれど、質の良い素材を仕入れられる経験と、卓越した技術はまねできない」という、工房オーナーの言葉が印象的でした。
貝の下準備が終わると、「シェル フラワーランプ」の形を作り上げる作業に入ります。
磨き済みの貝を花びら型にカットしてコッパー(銅)で縁をつけ、花びらパーツを作ります。
パーツを8枚つなぎ合わせると、8弁の花パーツが完成。
その花パーツをいくつもつなぎ合わせていき、手毬のような形のランプに仕上げていくのです。
こうした一つ一つの工程も、すべて職人さんの手作業によるもの。
「シェル フラワーランプ」は、S(直径25cm)とL(直径40cm)サイズがありますが、小ぶりのSサイズでも、花びらパーツの数は500枚近くに及びます。
ランプを一つ作るにしても、かなりの作業量であることがわかります。
工房では、力が必要な磨き加工は男性が行い、繊細な形成作業は女性担当。
みな、黙々と手を動かしていました。
先に、「シェル フラワーランプ」の魅力はやさしい灯りだとお伝えしましたが、もう一つ、大きな魅力があります。
それは、お部屋のスタイルを選ばないということ。
スタイリッシュ、ナチュラル、そして和のお部屋までも、それぞれのスタイルのアクセントとして取り入れやすいアイテムなのです。
シンプルなお部屋に何かアクセントが欲しい! という時も、灯りをつけていない日中でも、華やかフォルムが存在感を発揮し、お部屋をオシャレに、そして品良く見せてくれるのです。
コーディネートの一例ではありますが、ダイニングテーブルの照明に取り入れるのもおすすめです。
ポイントは、SとLサイズの2点づかい。
バランスよく高さを変えて設置すると、お部屋に視覚的なリズムが生まれ、印象的なシーンを作ることができます。
「シェル フラワーランプ」は、素材そのままの半透明感を生かしたホワイトと、カピス貝にゴールドの色付けをしたタイプの2色展開。
やわらかい光を楽しみたい方には、ホワイトをおすすめしますが、和モダンや思い切りスタイリッシュに振り切りたい方には、ぜひ、ゴールドに挑戦していただきたいです。
ゴールドといってもアンティーク調の落ち着いた色味なので、洗練された雰囲気のスタイリングのアクセントとして効果大です。
ホワイトとゴールドの2色づかいもおすすめです。
軽やかさとゴージャスさが融合し、ハッと視線が引きつけられる空間が誕生します。
このデザイン性の高いシェルフラワーランプからワンランク上のインテリアを目指してみませんか?
シェルを使った製品は照明以外にも、カピス素材を使用した洗面まわりの雑貨や、リビングにさりげなく置きたい小物などを展開しています。
さて、次回はバイヤーのインドネシア買い付け道中をお届けします。
どうぞ、お楽しみに。