あけましておめでとうございます。
吉祥寺本店のPR担当須賀です。
みなさん、新年をどのようにお迎えでしょうか?
バイヤーエッセイがリニューアルしてから約 1年。
私たちの商品や仕入れについての想いが、少しでも皆様にわかっていただけたら幸いです。
昨年のKAJAは、ここ数年、ずっと取り組みたかったことに挑戦した1年でした。
例に挙げると、「新しい商品ラインの展開」や、「開業当初に原点回帰をした、一点ものの商品展開」など。
一見相反するテーマではありますが、どちらもKAJAらしくあるための大切な取り組みでした。
今後もこのエッセイを通して、買い付けのエピソードや商品展開などをお伝えしながら、KAJAが目指すリゾートインテリアのスタイルを発信していきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします!
さて、本年最初のバイヤーコラムは、吉祥寺本店、調布店、湘南平塚店による、雑貨コーディネートのご提案からスタート。
共通の雑貨を使いコーディネートしますので、各店の個性がご覧いただけると思います。
私たちは、海外に旅立ち買い付けをすることだけでなく、店頭に立ち、販売、接客、インテリアスタイリストとして店頭ディスプレイも担当しています。
お客様が商品をお家に置いたときのイメージがしやすいように、できるだけバラエティに富んだコーディネートを心がけています。
今回は、そうした各店舗のコーディネートテクニックをご紹介。
同じアイテムを使っても、持ち味の違ったディスプレイをご覧いただけるはずです。
ぜひ、お気に入りのコーディネートを見つけてくださいね。
使う商品はライムストーンレリーフの壁掛けとテーブルランナーです。
そして、ご提案させていただくメンバーは…?
吉祥寺本店からは、私、須賀が担当いたします。
私はバイヤーではなくPR担当ですが、普段は吉祥寺本店に勤務しています。
インテリアのトレンド情報の収集のため、海外にも出向き、昨年はミラノサローネへ研修に行ってきました。
調布店からは、こちらのエッセイでもお馴染みの雑貨バイヤー和田。
インドネシアリゾートのエッセンスをちりばめたコーディネートテクニックを披露いたします。
湘南平塚店は、雑貨バイヤーアシスタントの鍋谷。
フレッシュな感覚で、印象的なワンシーンをご提案します。
さあ、早速、三者三様のコーディネートをご紹介しましょう!
左から調布店・和田、湘南平塚店・鍋谷、吉祥寺本店・須賀
まずは、私、吉祥寺本店の須賀からのご提案です。
ライムストーンレリーフの壁掛けを使って、2パターンのディスプレイをしてみました。
まずは壁掛けスタイル。
この商品は、正方形で飾れるように裏側に金具がついているのですが、実はひし形飾りもオススメです。
裏側のウッドフレームの凹みの部分に画びょうやビスを引っ掛けることで、ひし形飾りも可能なのです。
日本のお家は白ベースの壁が多く、海外のように色や柄の壁紙で冒険しない傾向があります。
でも、シンプルな壁に一つ二つ壁掛けをプラスすれば、お部屋の雰囲気をグッと華やかにすることができます。
コンパクトなスペースには一つだけでもいいですが、スペースがあれば並べて飾ると、より空間にリズム感が出て良いですね。
もうひとパターンは、壁ではなく出窓や玄関先の靴箱の上に立て掛けるスタイル。
そうしたちょっとしたスペースに何をどう飾ったら良いかわからないという方も多いのですが、小さめの雑貨に加えて、こうした高さのあるフレームを添えるとバランスがよく見えます。
テーブルランナーもアレンジを2パターン考えてみました。
ひとつはランナーの二重使い。
ブラックカラーのランナーにホワイトの細めのランナーを重ねて、奥行きと色の深みをプラス。
一枚目のブラックカラーに合わせて卓上の小物はブラック系にしました。
上に明るい白いランナーを重ねることで互いが引き立て合い、印象的な空間になります。
二つめは、本来は水に浮かべるフローティングプルメリアをランナーの上に並べ、アジアンリゾートのおもてなしをイメージした演出をしてみました。
バリ島の代表的なプルメリアが食卓のアクセントにもなります。
さあ、お次は調布店の和田のコーディネートです。
調布店雑貨バイヤーの和田です。
まずはライムストーンレリーフの壁掛けを使ったコーディネートをご紹介します。
調布店では、壁に掛けるだけではなく、この様にKAJA人気の古木ローテーブルの中に飾ることも提案しています。
もしご自宅に、上から目線が行く様な場所があれば、そこにさりげなく飾っても良いですね。
ぜひ挑戦していただきたいのが、色柄のある布とのコーディネート。
レリーフの枠は落ち着いたグレーですし、ライムストーンの質感、色味も高級感があるので、柄物の布と合わせても決して煩い感じにはなりません。
インドネシアのリゾートでも、様々な布とライムストーンレリーフを合わせた品の良いディスプレイをよく見かけます。
ライムストーンは、どんな布とも相性がいいのでインテリアに取り入れやすく、印象的なシーンになります。
そして、こちらがテーブルランナーのコーディネート。
調布店には、東南アジアの雰囲気が好きなお客様も多く来店されるので、アジアテイストを感じられるコーディネートにしてみました。
このディスプレイのポイントは、爽やかな色味のランナーを縦に2本使ったことです。
ランナーといっても様々なサイズがあるので、気に入った柄が必ずしも自分のテーブルにぴったりの長さとは限りません。
本来はテーブルの長い面に対して横に使いますが、もし長さが足りない場合は、こうして向かいの人と繋ぐように縦に2本並べ、ランチョンマット風に使うこともできます。
今回はさらにその上にアタ素材のランチョンマットを置いて、アジアンな食卓を演出しています。
テーブルとアタの色味が似ているので、ランナーの色はあえてインパクトのある赤と青を選びました。
もちろん、アタのランチョンマットを置かなくても、爽やかな食卓シーンを演出できます。
最後は、湘南平塚店にバトンを渡します!
湘南平塚店の雑貨バイヤーアシスタントの鍋谷がラストを飾ります。
私は、個人的にBOHOスタイルや民族的なコーディネートが好きなので、今回は民族的な要素を取り入れたBOHOスタイルのディスプレイにしてみました。
ライムストーンレリーフは、アジアインテリアの印象が強いと思いますが、実は、いろんなテイストに合わせやすいです。
また、飾り方を工夫すれば、個性あるシーンに仕立てることも。
例えば、タペストリーと一体化させるように飾ったり、壁掛けミラーとのコーディネートを楽しんだり、壁をキャンバスに見たてて配置しても面白くなります。
右側のディスプレイのポイントとなっているのは、新しく入荷した貝で作られたクロスとのコーディネート。
シンプルな壁ですが、爽やかな印象を残しながら遊び心のあるコーナーになりました。
テーブルランナーのコーディネートは、ホワイトウォッシュのダイニングテーブルに、グレーのランナーを合わせました。
ホワイトウォッシュのダイニングは、ランナーの色を選びませんが、落ち着いた色味を載せると、カジュアル過ぎず上品なコーディネートになります。
ビーズを使ったボックスやシェルボールなど、爽やかな小物を添えましたが、シックな色味のランナーが空間の引き締め役となり、甘さをしっかりコントロールしています。
テーブルランナーは、色、柄次第で空間の印象を簡単に変えることができるので、とても便利なアイテムだと思います。
以上、吉祥寺本店、調布店、湘南平塚店より、雑貨コーディネートのご提案でした!
バラエティに富んだコーディネートをご覧いただきましたが、いかがでしたか?
お気に入りのコーディネートは見つかったでしょうか。
KAJA各店ともに、こうした店頭ディスプレイとともに、みなさんのご来店をお待ちしております。
また、お客様に合わせたコーディネートのご相談も随時受け付けておりますので、ぜひ、お気軽にお声がけください。
次回のエッセイでは、買い付けで見つけたレリーフ柄の意味についてご紹介します。
どうぞお楽しみに!