こんにちは。
家具バイヤーの岡田です。
LaMer(ラメール)シリーズがKAJAのラインナップに加わってから1年半が経とうとしています。
品の良い明るい色みのラタンをデザインに取り入れたラメールシリーズは、発売当初からご好評をいただき、今回、インドネシアの工房にリピート発注しました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現地への買い付け出張は叶わず…。
商品の仕上がりのチェックや検品は、現地スタッフのアンディを中心に進めてもらいました。
ラメールシリーズの特徴は、何と言ってもデザインのポイントにもなっている柔らかな陰影をまとったラタン。
ラメールには、ラタンの家具では珍しいアッシュカラーのアイテムがあり、品の良いラタン素材とその軽やかな色合いの調和が、独特の雰囲気を作り上げています。
落ち着きとカジュアルさを併せ持ったラメールはコーディネートのスタイルを選ばず、幅広い世代の方に愛される人気の家具シリーズに成長しました。
そんなインテリアに取り入れやすいラメールシリーズだけに、KAJAでは発売以来、店頭やウェブサイトで様々なコーディネートを提案してきました。
例えば、初めて入荷した時は真冬だったので、モノトーンでシックにまとめたBOHOスタイルのコーディネートをご紹介しました。
そして、長い梅雨がようやく終わりを告げようとしている今、夏らしい爽やかなコーディネートをご提案したいと思います。
ラメールは、爽やかな海辺のインテリアをイメージして企画された家具シリーズ。
ラメールという名も、フランス語で「海」を意味します。
夏の日差しがキラリと差し込む空間に似合わないわけがありません。
今回のコーディネートのテーマは「ビーチスタイル」です。
こちらは、3人掛けのゆったりとしたソファをメインにレイアウトしたリビング。
アクセントとしてブルーのクッションや小物をプラスしました。
さらに、ジュートのラグなどナチュラルな素材のアイテムとコーディネートすることで、より涼やかな印象の空間に。
白壁の前に置いたラタン扉のキャビネットもラメールです。
キャビネットの上や壁に、ウッド調のアイテムや海をイメージさせる小物をちりばめ、リゾート感をアップさせました。
一人掛けソファは同シリーズのバレルテーブルとセットでコーディネートしました。
花モチーフのレリーフを土台にしたテーブルランプやクッションなど、品の良い爽やかな小物をプラスすることで、まるでどこかのリゾートの一室にいるようなリラックスできるワンコーナーになりました。
テレビボードは民族調の雑貨を合わせて涼やかなBOHOスタイル風に。
キャビネットのラタンの扉はかすかに透け感があり、空間を軽やかに見せてくれます。
壁に立てかけたアンティークの扉の前には、葉の広いグリーンの鉢植えを添えてみずみずしさをプラスしました。
ナチュラルな素材の雑貨とテレビボードが自然と溶け込み、絵になるシーンに仕上がりました。
こちらは、しっかりしたつくりとシャビーシックな仕上げが魅力のラウンドテーブルをメインにコーディネートしたダイニング。
テーブルと同じ色みのチェアを合わせ、ツヤ感があるモダンなペンダントランプを合わせることで、清潔感のある粋なダイニングになりました。
アイアン製のディススプレイとシェルフは、収納しながら印象的なシーンづくりに一役買ってくれる優秀なアイテムです。
軽やかすぎず、重くもなりすぎないアイアンの色味が独特で、うっすらと木目が浮かぶミンディ材とのコンビネーションが絶妙。
モダンにもナチュラルにもコーディネートできます。
今回は、ナチュラルな素材の雑貨に、ディスプレイの引き締め役として、黒メッシュのサイズ違いのキャンドルフォルダーを加えてみました。
異素材からなるラメールの収納アイテムとユニークな雑貨が世界観を作り上げ、存在感のあるワンコーナーになりました。
ラメールシリーズのコーディネートのバリエーションは、海のイメージを意識した店づくりを行っている湘南平塚店はじめKAJA全店でご覧いただくことができます。
また、すでにラメールシリーズをインテリアに取り入れていただいているお客様の事例も実例ギャラリーでご紹介しています。
ラメールシリーズに興味を持たれた方は、ぜひ、店頭、オンラインショップともに合わせてチェックしてみてください。
次回のエッセイでは、古木のガラスダイニングテーブルをご紹介します。
どうぞお楽しみに!