KAJA
MENU

Column

コラム
2019.06.22

新作チェック!チームワークの家具製作

調布店に勤務している家具バイヤーの岡田です。

前回に引き続き、以前買い付けた家具の完成度をチェックするため、再びジャワ島へ訪れた時のエピソードをご紹介します。

アジアン家具KAJA家具バイヤー家具工場にて

商品チェックのために訪れたのは、ラタン(籐)加工が特徴的なラメールシリーズのメーカーです。

ラメールシリーズについては、 過去のエッセイ でも紹介していますね。

アジアン家具KAJAラメールシリーズの家具

ラメールのメーカーとは、取り引きをスタートしてからまだ日が浅く、僕は今回が初めての工房訪問となります。

職人の仕事ぶりや工房の雰囲気をこの目で確認しながら、ラメールシリーズ新商品の完成度をしっかりチェックしなくては!

ラメールのメーカーは、前回紹介したFARGO(ファーゴ)のメーカーから車で30分ほどの場所にあり、FARGOのメーカーのスタッフが車で送ってくれました。

「あれ、ライバル関係なんじゃない?」 とも思いましたが、ジャワ島の人のおおらかな気質に触れれば、ライバル間の送迎OKも納得。

また、ジャワ島の地場産業である家具産業をより盛り上げていくために、メーカー同士が協力し合って、バイヤーが訪れやすい環境づくりをしているようにも思います。

アジアン家具KAJAインドネシアの家具工場の様子2 アジアン家具KAJAインドネシアの家具工場の様子3

ラメールシリーズのメーカーに到着すると…とにかく工房が広い!

それもそのはず、ここは、300人以上の従業員を抱えるビッグ工房なんです。

ラメールシリーズの特徴は、柔らかくて曲げやすく加工性に優れたラタン素材を使用しているということ。

ラタンは曲線を自由にデザインすることができるので、加工次第でさまざまな使い方ができます。

自由度が高いだけに、ラタン素材の家具づくりは工程がとても多いのですが、規模が大きいこのメーカーでは、そうした工程を分業でこなしていました。

例えば、伐採した天然のラタンを適当な太さや厚さに裂く、曲げる、彩色、サンディング(やすりかけ加工)といった工程をすべて手作業で行いますが、その中には力が要る作業もあれば、手先の細やかさが求められることも。

女性の職人が多いラメールのメーカーでは、適材適所に仕事を振り分け作業の効率化を追求。

そうした環境下で、生き生きと働く女性の姿が印象的でした。

アジアン家具KAJA家具の素材ラタン

アジアン家具KAJAラタンを加工しているところ

↑ラタンを裂く作業は、腕っ節が強い男性の職人が担当。

アジアン家具KAJA家具工場でラタンを曲げているところ

↑オリジナルの道具を使って、独特なテンポでラタンを曲げる。

アジアン家具KAJA家具工場で働く女性たち

↑細やかな彩色の作業は女性がメイン。

工房を見学していて気になったのが、職人さんたちのユニフォーム。

それぞれの持ち場ごとで、パープル、グリーン、レッドといったお揃いの色のシャツを着ています。

どうやら、その持ち場ごとにチームカラーが決まっているようなんです。

アジアン家具KAJA家具工場の様子を視察

互いに競い合うわけでないにしても、色分けされたユニフォームが、チームワークを高める小さな力になっている気がしました。

アジアン家具KAJAインドネシアの家具製作風景 アジアン家具KAJAインドネシアの家具工場の様子1

お揃いのユニフォームを着て手を動かす職人さんたちは、流行りの音楽にのりながら、またはおしゃべりをしながら、どこか楽しげ。

でも手元だけは別の脳が働いているのかと思うくらい、確かな手さばきでテキパキと作業をこなしていました。

そんな雰囲気の中で、KAJAのラメールシリーズの新作も作られています。

シリーズの中でも、イチ押しは、編み込んだラタンフレームに、ブラックのアイアンの脚を合わせた「LaMer/ラインソファ」。

しなやかで落ち着きのあるラタン素材と、軽くて丈夫なアイアン素材のクールな表情が相まって、スタイリッシュなソファに仕上がっている予定なのですが、その完成度は?

OK!!

アジアン家具KAJA新作ソファ

見た目は文句なしのいい仕上がりです!

さあ、ここからが完成度チェックの本番。

FARGOの時と同じように、まずは引いて見て、寄って見て、そして触って。

さらにソファをひっくり返して細かい接合部にもしっかり目を光らせます。

アジアン家具KAJA家具工場で新作チェックするバイヤー

ここまですると、どこのメーカーの職人さんたちも、「ああ、あんなところまで見ちゃってるよ…」と、あまりいい顔をしません。

どうやら他国のバイヤーは、僕らほど細かくチェックをしないようなんです。

「日本人、細かっ!」

という心の声が、背後から聞こえてきそう!(笑)

さて、今回のチェックに向けて気になっていたのが、アイアンの脚がガタついていないかどうか。

工房の作業場の足元は日本でいう土間のようにざらついていて、細かい塵も散らばっているので、品質チェックに不向きな環境です。

メーカーのスタッフにここではチェックできないと断りを入れて、平らなガラス板の上に移動。

適切な環境で改めてチェックしてみるとガタつきもなく、しっかりと水平が保たれています。

ソファの完成度にほっと胸をなでおろすのとともに、メーカーのきっちりした仕事ぶりがわかり、今後も長く付き合っていけそうな希望を持つことができました。

FARGOと同様に、ラメールシリーズの新作も、自信を持って皆さんにオススメできる商品になりそうです!

「LaMer/ラインソファ」をはじめとするラメールシリーズの新作が店頭に登場するのは8月の予定。

BOHOスタイル(ボヘミアンとNYのソーホー地区のモダンな雰囲気を融合したスタイル)に溶け込ませたコーディネートで、各店舗にてご紹介したいと思います。

最後に、おまけの出張ネタを一つ。

旅先ではおいしいご飯にありつきたいですよね。

とはいえ、新商品の品質を左右する重要なミッションを背負っての出張です。

現地では食事に気を配り、体調万全で商品チェックに挑まなければなりません。

羽を伸ばして屋台でご飯…なんて絶対NG!

アジアン家具KAJAインドネシアのナシゴレン

僕がインドネシア出張でいつも食べるのがナシゴレン。

清潔なフードコートに行くと、大抵定番メニューとしてあるし、どこで食べてもハズレがないんです。

今回の出張でも大好物のナシゴレンを食べてパワーを注入。

新商品の確かたな手ごたえはつかめたし、おいしいナシゴレンも食べたし、充実した出張でした!

さて、次回は、KAJAのダイニングをメインに展開するCHISTA(チスタ)シリーズの工房視察の様子をお届けします。

お楽しみに!


2019.06.22 12:12 DIARY

News&Event

イベント
pagetop